心メモを更新しました。
「心の宅急便とは」
 小中高生中心に「いじめ防止と克服」を呼びかける朗読講演活動。「生きる」ことの大切さ、そして「いじめの怖さ悲しさ」を知って欲しい!
 メッセージソングでも問いかける「あなたに贈りたい言葉があります♪」「友だちにならない? このあたたかい言葉をいつまでも忘れない♪」
     
                           心メモ   

 謹賀新年 2012年1月3日
お正月早々、コケテしまった。二日の午後、近所の天満宮に初詣に向かう坂道の途中で!それも盛大な勢いで、漫画みたいにスッテンコロリンと音が出るほどに!! 転んだ理由が笑ってしまう。「笑い転げる」と言う言葉があるが、まさにその言葉通り、笑いすぎてバランスを崩し道端につんのめるように転んでしまったのである。 一緒に歩いていた娘二人が両側から抱えあげてくれたが、穿いていたジーパンの右膝は大きく裂け、その中から血だらけの膝小僧が覗いていた。 それが又おかしくておかしくて、私の馬鹿笑いはしばらく止まらなかった。「笑い転げるってのを実際に目の前で見たのは初めてだよ。ああ、これってあるんだね?」と変に感心する長女。
山形 花笠音頭 男衆 「そうだね、それも、自分の母親が突然目の前で視界から消えた!と思ったら、地面に転がって笑ってるんだもんね。何かの冗談かと思ったよ」と呆れる次女。 何がそんなにおかしかったのか・・?いや、言ってみれば大した理由ではないのだが・・・ちょっと道に迷った?だけの話なのだが・・。大晦日、元旦、二日と三日間、長女・次女の家族が泊りがけで集まって食べに食べ、飲みに飲んで過ごしたお腹が全員満タン状態で、いつもなら車で行く初詣を女達は「歩いて行こう!」と言うことになった。
少しくらい歩いて運動でもしておかないと、夕食が美味しく食べられないしブタになってしまうからだ。娘達の亭主は「今更無駄だと思うけど、勝手にすれば。天満宮に着く直前に電話してよ。車で追いつくから」と手をひらひら振って私たちを送り出した。 「いつもの大通りの平坦な道からじゃなく、坂上に上って行こう!こっちの道からの方が上がったり下がったりで体脂肪が減るかも・・」と私が言い出し、「こっちの道が近いのよ」と道案内していたのだが、「ママ、このまま行くと山本記念病院に行くんじゃない?さっき見えてた天満宮の幟も無くなったし、鐘の音もどんどん遠くなって、なんだか天満宮からどんどん離れて行く気がする」と娘達が途中で言い出した。  

花笠音頭 俯瞰
                          
  下関 八丁浜祭り 太鼓引き回し   
「いいのよ。大丈夫!ママはここに何年住んでいると思ってるのよ!」と自信を持って言い切った私であるが、大分歩いてからふと気がついた。<道を間違えたかも・・?!>新年早々又やらかしてしまった!と思った途端、お腹の皮がよじれるほどおかしくなり、笑いがこみ上げてウッハッハ!とのけぞった時には地面に転がっていたのだった。「これでママの一年が決まったね!気をつけてね」と娘達は労わりながらもニヤニヤ。 なんとか方向転換して辿り着いた天満宮で引いたおみくじも「末吉」で、中身は「大凶」のような文言ばかり! でも、懲りない性格の私はこう思う。
例え転んでも、傍で助け起こしてくれる娘たちがいる。転びそうになったら「転ばぬ先の杖」になって支え見守っていてくれる「心の宅急便」のメンバーや友人たちがいる。ああ、安心して転べる私はなんて幸福者なんだろう! おみくじの内容は忘れよう!「末吉」なら後は登る一方だから、先が楽しみだ!と思うことにしよう!こうして2012年脳天気ズッコケ女の一年は始まった。 こんな私ですが、皆様今年もどうぞ宜しく!          ヒロコ・ムトー
今年は5月に母の豆紙人形と私の真似紙人形の「母娘展」をやる予定だ。心の宅急便で 子供たちに私の作品も見せてあげられるように頑張るつもりだ。写真は昨年大晦日に作った山形の花笠音頭と、その前の週に作った下関の八丁浜祭りの太鼓引き回し風景である。

猫日記  

N 「生きかえったニケ」

生きかえったニケ
ずいぶん長い間、猫日記を書かなかった。いや、書けなかった。と言うのも、我が家の家猫ニケが今年の夏を越せるかどうか・・?そんな状態だったのだ。 昨年10月、老猫ネロが19年の生命を閉じた。老衰で亡くなる前の3ヶ月は背骨がゴツゴツ浮き立ち、腹の皮がくっつくほどに痩せていた。トイレに行く時だけよろよろと立ち上がる。だが、一歩二歩と歩くと立ち止まり座り込んでしまう。そのネロの最後と、まだ6歳と言う若い猫のニケが同じ状態になっていたのだ。 一日中、水も餌もほとんど口にせず、目を閉じて部屋の隅にじっとしているだけ。「ニケ」と声をかけても反応もない。このまま死んでしまうのではないかと思うと心配で遠出も出来ない心境だった。猫日記を書ける精神状態ではなかった。
春には4キロあった体重が半分の2キロまで減っていた。艶の消えた毛がパサパサと身体中を覆い、抱きかかえるとまるで生後数ヶ月の赤ちゃん猫のように軽い。腕の中で動く気力もないニケを見ているのが辛かった。2006年秋に我が家に捨てられていた二匹の兄弟猫ニケとトラは、毛皮の柄も性格も頭脳も体格も何一つ似ていない双子の猫だが、ひとつだけ共通点がある。片目が生まれた時から病に冒されている。ニケは右目、トラは左目。ニケの右目は少しは見えているらしいが、トラの左目は、医者に「このまま置いていると腐ってしまうので眼球を抉り取らねばならないかもしれない」と言われたほどの重症だった。毎日医者に通い、日に何度も目薬を差してどうにか手術をしないまでに回復したが、今もって全くトラの片目の視力はない。

夏前のニケの後姿


二匹で一匹 クリスマスの夜のニケトラ
だが、生まれた時から右目しか見えないトラにとってはそれが普通であるらしく、本人、いや、本猫は全く不自由を感じてはいないらしい。そして、片目の視力がない以外トラはとても健康で、身体も大きくこの6年間、病気一つしていない。一方、トラと違って小柄で女の子のような可愛い容貌を持つニケは、生まれながらにして「癲癇」と言う持病を持っていた。拾って二ヵ月後、ある日突然椅子の上からドタッと転げ落ち、断末魔のような声をあげたかと思うと、バタバタ苦しげに空を手足が掻き毟った。
ほんの2,3分くらいの時間だったが、そのもがき苦しむ姿を初めて見た時、なんと長く感じたことか!見ていて心臓が痛くなるほどに驚愕したものだった。 やっと痙攣が治まったニケを獣医の元へ連れて行って診てもらうと「癲癇ですね。猫や犬は治りません。一生ものです。死ぬまで薬を飲み続けるしか治療の方法はありません」と言われた。それ以来、長い時でも一ヶ月、短いときは一週間の間隔でニケは死ぬかと思うような苦しげな痙攣をくり返している。朝に夕に薬を飲み、目薬は日に三回。生まれつきの持病があるから身体も弱く、膀胱炎にもよくなるし、尿道結石にもなる。そしてその度に大嫌いな薬が増える。 「お前、辛いね・・・生きてることが辛いね・・」そんな風に思えて声をかける度に涙が出たりする。それでも痙攣がない時は元気にしていたのが、今年の春を過ぎた頃、薬の副作用かまるでシンナーを吸ったみたいによろつくようになった。どんどん体重が減っていき、餌を口にしなくなり、水も舐めるくらいしか飲まなくなった。それでいて痙攣は毎週一回はやってくる。時々、三日おきに痙攣が始まる時がある。 「痙攣の度に脳細胞が死んでいきます。長い痙攣の時は危険ですからすぐ知らせてください」と医者に言われていた。何時その日が来るのかと恐ろしかった。
ニケが生きかえった!薬をこんなに飲んでも痙攣の間隔が広がらないなら、せめて薬を少なくして楽にしてやろう・・そう思って秋に入ってから医者に内緒で薬の量を半分にしてみた。全部止めるのはちょっと勇気がなかったので半分にしてみたのだが、どうやらそれが効いたらしい。少しずつ少しずつニケに食欲が戻ってきた。少しずつ少しずつ体重が戻ってきた。少しずつ少しずつ元気が出てきた。少しずつ少しずつ動きが速くなった。痙攣が無くなることはないが、それでも、一週間おきが十日おきくらいに間隔が広がってきた。 そしてクリスマスの夜には、元の姿に戻ったニケとトラが、幸福そうに寄り添っていた。
MERRY CHRISTMAS!!




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六十代に入ってから今までと違った道「心の宅急便」活動を始めた著者のやろうと思えば何時からでも出来る“人生のヒント”家族との付き合い方、他人や社会との付き合い方、人生の夢と希望の掴まえ方など。
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          編集担当  藤波定子
 
 


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小さな紙人形でパリを驚嘆させた目の不自由な老婆と、いじめを優しさで克服した愛娘。          
いま、著者の語る「心の宅急便」が感動の輪を広げる!        
 元駐フランス日本大使 平林 博氏推薦
 

朗読風景
         「心メモ」
  
1月 3日 謹賀新年
    
         「猫日記」
@ 犯人は誰だ?!
  
A 外猫オソノ
B オソノ婆さんの正体
C 美猫ムー
D 白い季節に来た白い猫
E ムーよ、お前、何時の間に!
F 二ケトラ物語
G 二ケトラ兄弟    
H 病気持ちの兄弟猫 
I その後のニケトラ 
J 早渕川の猫たち〜白くないけど 雪ちゃん〜(1)
K 早渕川の猫たち〜白くないけど 雪ちゃん〜(2)
L 早渕川の猫たち〜「地域猫 ブルー」(1)
M 早渕川の猫たち〜「地域猫 ブルー」(2)
N 生きかえったニケ


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